『Three Eight』｜WAREHOUSE・Lee・FULLCOUNT・COLIMBO.....etc♪

良いモノを選んだ結果がザ・リアルマッコイジだった。
世田谷の幹線道路沿いに突如と現れる閉鎖的なウッドの扉。その先にあるのが、今年で35周年を迎えた老舗アメカジショップであるスリーエイトだ。ザ･リアルマッコイズはもちろん、リーバイスやリー、ダナーなどのアメリカ発の定番ブランドもオーナーの飛松さんによってセレクトされている。
「うちは復刻屋ではなく、あくまでアメカジ屋としてプライドを持っている。だからマッコイズには力を入れているし、リーバイスやリーも絶対に欠かせない要素だったんです。良いモノは良いというスタンスでセレクトしているから、マッコイズには自然と行き着いたと言うのが本音ですね。ここの魅力は、見た目でいうならオリジナルとなっているヴィンテージの雰囲気を壊さないで必要最低限のアレンジをしている点かな。
やっぱりヴィンテージは見ている分にはかっこいいんだけど、着るとあれっ？って思うモノが多いからね（笑）。マッコイズはモチーフとするアイテムの時代背景を捉えた上で改良を行うから、そのへんのバランス感覚が絶妙だね。あとは辻本さんならではのお客さんへごまかしのないモノ作りの姿勢だよ。そんな気概が全商品から伝わってくる。
絶対に僕もお客さんにウソをつきたくないし、そいう付き合い方をしているから、その部分でも共感できた。ここまでマッコイズに魅入られたのもそこが一番の理由だろうね」スリーエイトではお客さんに対して最高のコンディションで商品を提供できるように、細心の注意を払っているのが伝わってくる。大量消費のこのご時勢に、1点1点にこだわるショップからモノを買えるのは、ある意味幸せなことだ。

【記事掲載】別冊Lightning THE REAL McCOY'S YEAR BOOK 2009